ハロウィンアイテム
ハロウィンならではのアイテムや、
幽霊・死後の世界などにまつわるものを集めました。
ジャック・オ・ランタンのランプ
ハロウィンの定番モチーフ、ジャック・オ・ランタン。
もともとアイルランドやスコットランドに伝わる、 ケルトからの伝統を感じさせる、鬼火のような死霊です。
死者の国へ入れない魂が、ランタンを片手に彷徨い続ける姿だとか。
カボチャを彫って作るものがよく知られていますが、 もともとは白いカブで作られるものでした(そしてそれは、死者のしゃれこうべを意味しているのだとも……)。
このジャック・オ・ランタンを、 朱色と白色、2種類のバリエーションでランプにしました。
かぼちゃの色とカブの色、とも呼べるかも?(形はどちらもかぼちゃ型ですが……)
白いランプは、中のLEDキャンドルを灯すとオレンジ色に見え、 そんな「変身」もハロウィンらしいかも。
コウモリのいる洞窟のランプ
鍾乳洞めいた洞窟。
地面からは水晶が生え、
その一部は本物の水晶を埋め込んで表現しています。
そんな洞窟に逆さにぶら下がるコウモリは、
奥からのランプの光を浴びると黒々とその体の影を濃くし、
丸い大きな瞳が際立って見えるように造形しました。
2022年10月のキロプテル雑貨店様での月間POP-UPイベントに合わせ、
店名の由来であるコウモリをモチーフとして製作したランプです。
ランプ掲げペンギンのランプ
ハロウィンにつきものの、大きなランタンランプを
頭の上に掲げたペンギンです。
祝祭の道先案内に。
デザインフェスタ56で販売を開始する新作ランプです。(写真左)
黒猫のランプ
幽霊?のランプ
布を被った幽霊……に見えますが、
実は古代エジプトの神「メジェド」のつもりで作りました。
(ランプにする構造上、足のない姿で作ったところ、「幽霊ですか?」と訊かれることがしばしば……)
古代エジプトの謎の神「メジェド」は、冥界に属するものであるという以外は謎に包まれています。
まっすぐにこちらを見据えてくるような目が特徴的。
バー(古代エジプトの死者の魂)の像
死者や死後の世界にまつわる美術がひとつの頂点にまで達したのは古代エジプト時代であることは間違いがないように思います。
そんな古代エジプトで描かれた表象のひとつに、死者の体から抜け出ていく人面の鳥「バー」があります。これが意味するものを私たちの言葉で表現するのは難しいのですが、(単に「霊魂」と言うだけでは相応しくなく、)その死者の人格、彼をその人たらしめたもの……
死者の体から抜け出て翔び去る半人半鳥の姿は、「その人である」ことを示す人間の顔と、「(しかしもはや)遠くへ去りゆく」ことを示す鳥の体の合成なのかもしれません。